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YESを勝ち取る伝え方

ベルギー在住のコンサルタントが伝授する世界で使えるコミュニケーションの秘訣

採用担当者が会いたくなる経歴の書き方

英文履歴書

英文履歴書は、経験してきたそれぞれのポジションに対して、その内容を詳しく説明することが求められます。

 

例えば、化粧品会社のマーケティング部でキャリアを積んできた人が、入社してから3年目に転職を考えているとしましょう。転職を希望している先は、インターネット通販の化粧品会社で、今よりも責任の重いマーケティング・マネージャー職です。

 

この一年で、主に次のようなことをやってきました。

  • 消費者調査をする
  • キャンペーン・ブリーフを作成する
  • テレビCM製作に立ち会う
  • キャンペーンの結果を分析して、報告する

 

これをそのまま履歴書に書いたとしたら、採用担当者はきっと「ふーん」と思うだけで、履歴書が目に止まることはあまりないでしょう。マーケティング部にいたら、多少の差はあれ、普通は誰でもこのような仕事を経験しているものです。

 

趣味欄の書き方でお伝えした通り、経歴についても一つ一つの項目を吟味していく必要があります。特に、経歴欄に、その職種の仕事内容(job description)を羅列することは、絶対にやってはいけません。仕事内容の代わりに、実績を具体的に書き出すことが必要です。実績とは、実際にとった行動と、それに伴う結果のことです。

 

先ほどの例で言うと、「消費者調査をした」と書くのではなく、

  • 5000人を対象とした量的消費者調査の調査デザインを設計した
  • これまで郵送していた消費者調査を、オンライン調査に変更するプロジェクトを担当した
  • 質的消費者調査から、新しい消費者インサイトを発掘し、提案したアイディアが採用された

などと書くと、消費者調査のやり方を知っているだけでなく、調査設計、プロジェクト管理、もしくはアイディア構築のスキルがあるということをアピールできます。また、具体的な数字を見せることで規模感、何か前例のない「初めて」のことに挑戦した起業家精神、数字だけにとらわれない想像力の豊かさなどが、これらの実績からは伝わってきます。

 

経歴を書くときも、あなたがどんな風に仕事をしているのかが、イメージできるように、具体的に書いていくことが大切です。今回の例では、インターネット通販の会社に転職しようとしていますよね。ですから、「消費者調査をオンライン調査に変更した」という実績が採用担当者には一番響くかもしれませんし、募集要項に「クリエイティブな人を探しています」というような記載があるなら、「提案したアイディアが採用された」という実績の方が響くかもしれません。

 

あなたの仕事っぷりが伝わる実績を、まずは思いつくだけ書き出して、そこから履歴書の提出先にふさわしい実績を選んで、経歴をまとめていきましょう。